村上春樹とアメリカ―暴力性の由来

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村上春樹とアメリカ―暴力性の由来

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882027096
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 村上春樹はレイモンド・カーヴァーをはじめとして、多くのアメリカ人作家の翻訳家としても知られている。しかしながら、これまでそれが村上にとってどういう意味を持っているかについて、まとまった形で論じられることはなかった。……本書は、今、問題となっている「暴力性の由来」について、アメリカ小説はどのような影響を村上文学に与えたのかを探った初の評論である。


 第1章 都市の架空性を生きる―レイモンド・チャンドラー
 第2章 反面教師としのフィッツジェラルド
 第3章 記号としての暴力性―ジョン・アーヴィング
 第4章 暴力性の由来―レイモンド・カーヴァーの受容
 第5章 旅する村上春樹
 第6章 暴力性を突破する―ティム・オブライエン再考
 終章 回帰する村上春樹

内容説明

村上は、カーヴァーの日常性の理解を暴力の予兆として受け取った!?カーヴァー、チャンドラー、フィッツジェラルド、アーヴィング、オブライエン…アメリカ小説の受容を通して、村上文学の本質に迫る。

目次

第1章 都市の架空性を生きる・レイモンド・チャンドラー―『風の歌を聴け』の背景
第2章 反面教師としてのフィッツジェラルド―『ノルウェイの森』はなぜ深いか
第3章 記号としての暴力性・ジョン・アーヴィング―『羊をめぐる冒険』はどのように書かれたか
第4章 暴力性の由来―レイモンド・カーヴァーの受容
第5章 旅する村上春樹―『遠い太鼓』『やがて哀しき外国語』『辺境・近境』
第6章 暴力性を突破する・ティム・オブライエン再考―「5月の海岸線」から『約束された場所で』まで
終章 回帰する村上春樹―『スプートニクの恋人』と『神の子どもたちはみな踊る』

著者等紹介

吉田春生[ヨシダハルオ]
1947年生まれ。大阪外国語大学ドイツ語科卒業。現在、鹿児島国際大学福祉社会学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KASAO

9
村上春樹が影響を受けたとされるアメリカの作家と春樹さんの作風を比較して、どのような影響を受けているのかを分析した本。ハードボイルドを受け継いだレイモンド・チャンドラー、反面教師としてのフィッツジェラルド、その暴力性に影響を受けながら、全く別の方面に舵を切っているとするジョン・アーヴィング。著者は終始観察者の目として村上春樹を見つめているような印象を受けました。村上作品の主人公の自己愛や作品内の御都合主義のような部分にも触れて、結構辛辣に作品を評論しています。キツイことを言いますが納得する所も多い本でした。2012/11/04

奥山 有為

1
この人の論考おもしろいんだけど、ちょっといきすぎ感もあるような。卒論の『ダンス・ダンス・ダンス』にはまだあまり影響がないかな2013/12/22

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