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出版社内容情報
嵐のように思想界を席巻した「ポストモダン」とは、果たしてモダンと断絶した全く異なる社会・文化現象として捉えてよいのであろうか?1979年から最新の99年までを総括し、モダンとポストモダンの違いと共通要素を明確にすると同時に、その複雑な相互関係を解説する入門書。
リオタールと『ポストモダンの条件』
建築にみるモダンからポストモダン
娯楽文化とポストモダン
カント、フーコー、ニーチェと、ハーバーマス
ルークスの『カタリ教授の奇妙なユートピア』
ボードリヤールとハイパーリアルな世界
ジィムソンと後期資本主義の文化理論
ハラウェイとサイボーグ人間
西欧と非西欧文化、脱植民地化とサーダー、フクヤマ、ハンチントン
後期モダニティとギデンズ
カステルと『ネットワーク社会の台頭』
ウイリッヒ・ベックと『危険社会』
環境問題におけるリスクと、ウィン、アダム、マクナハテン
内容説明
ポストモダンとはモダンと断絶した社会・文化現象なのだろうか?ラスヴェガス、ディズニー化、脱植民地化、ハイパーリアル、サイボーグ人間、情報化時代、環境問題、不安と懐疑…モダンとポストモダンの違いと複雑な相互関係を解く。
目次
第1章 ポストモダンを宣言する
第2章 モダニティ―矛盾するプロジェクト
第3章 ごちゃ混ぜのイメージ
第4章 アイデンティティの解体
第5章 情報化時代
第6章 再帰的モデニティ
著者等紹介
マグウィガン,ジム[McGuigan,Jim]
英国、ブラッドフォード大学で社会学、文学、歴史学を専攻。リーズ大学で文化社会学を学び、修士号を取得。レスター大学でマス・コミュニケーションを研究、博士号を取得。現在はロッフバラー大学で文化社会学の教鞭をとる。カルチュラル・スタディーズの専門家であり、数々の雑誌の編集に携わっている。著書に『文化的ポピュリズム』(1992)、『文化と公共圏』(1996)、『文化を学ぶ』(1993、1997)、『文化的方法論』(1997)、『技術都市』(1999)がある
村上恭子[ムラカミキョウコ]
青山学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得修了。現在高岡短期大学教授。専門はアメリカ文学、文化。訳書はジョン・ニコルソン著『男は女より頭がいいか』(講談社)、ビル・ハリー著『ビートルズ百科全書』(共訳、集英社)
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