出版社内容情報
「人間」を全体論的観点から捉え、文化を超えて観察する知的方法論を展開する言語学・人類学者ケネス・パイクの“人間行動学”のエッセンス!
第一部
『言語、思考、事物―明示的知識にいたるイーミックな過程』は、パイクの言語哲学を四十の原理に凝縮して紹介する最も重要な一冊。
第二部
『異文化接触の神秘、史的再建、テクスト解析―イーミック・アプローチ』は、パイクの職業人生の紹介と言語文化にまつわる三つの共著論文からなる網羅的な書である。これら二つは特に連続した関係にあるわけではないが、パイクの非凡な体験と深い洞察力、そしてそこから導き出された言語学の方法論を端的に紹介するには適切な二著と判断した。……「高度に専門化された様々な言語理論がめまぐるしく交錯する今日にあって、言語をも含めた人間理解の原点に立ち戻る術が提供されている。」(「編訳者序」より)
内容説明
「人間」を全体論的観点から捉え、文化を超えて観察する知的方法論を展開する言語学・人類学者ケネス・パイクの“人間行動学”のエッセンス。
目次
第1部 言語、思考、事物―明示的知識にいたるイーミックな過程
第2部 異文化接触の神秘、史的再建、テクスト解析―イーミック・アプローチ(パイクとその研究活動―編者序文;形態論におけるマトリックス型の史的再建に向けて;異文化間の不調和をイーミック的不一致とする見解;テクスト解析における目的のある行動の重要性)