現代アメリカ文学叢書<br> 哀しみ

現代アメリカ文学叢書
哀しみ

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882025306
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

都市生活の影、影、影。都市生活者に忍び寄る哀しみを「現代アメリカ文学の鬼才」バーセルミがそっと覗く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mejiro

3
「日常生活批判」「パペチュア」「パーティー」「カテキスト」「宮殿からの鳩の群の飛翔」が特におもしろかった。『罪深き愉しみ』の陽気な明るさに対し、本書には厭世的な雰囲気がある。そのためにユーモアがより強く効いている気がする。違う笑いがあって楽しかった。 2014/09/14

uburoi

2
乾いた笑い、というのか。肩の力の抜けた大人たちが決して熱くならずに冗談やナンセンスな会話にいそしむ。不意にピストルやライフルを取り上げて復讐を果たす。かと思うと死人と戯れたり、悪夢にうなされて目を覚ます。これは『哀しみ』ではなくて、ブニュエルの『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』のことを述べたものだ。だが、『哀しみ』の雰囲気とひどく似ている。バーセルミは死人ではなく歴史上の人物や伝説の人が現代人と戯れるのだ。「聖アントニウスの誘惑」があるし、ビリー・ザ・キッドもパウル・クレーも、オノレも登場する。」2018/06/27

夏吉

0
意味のないことに相槌を打つのは哀しいよね。

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