カナダの文学<br> アガグック物語―極北に生きる

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カナダの文学
アガグック物語―極北に生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882025016
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

大自然との闘い、侵食される文化、サバイバル、サスペンス…。カナダ文学の特徴を満載して描く、20世紀前半のイヌイットの世界!世界20ヶ国以上の言葉に翻訳された名作。

イヌイットの青年アガグックは堕落していく部族に我慢できず、白人毛皮商人を殺し、村を出る。今世紀初頭の先住民を描いたこの小説は、サスペンス、大自然との闘い、浸食される文化、生き残り、とカナダ文学の特徴的なテーマを既に満載している。

内容説明

舞台は極寒の広大なツンドラ。変容する伝統的コミューニティから離れた主人公アガグック。妻と二人で狩猟生活を続ける。周囲の色と見分けのつかない白いオオカミ相手の死闘、カリブーなどの陸獣、アザラシなどの海獣とのサバイバル合戦、イヌイットと白人密売業者、殺人をめぐるイヌイットとカナダ官憲とのつば迫り合い…。男尊女卑の社会におけるアガグックの妻イリオークの対等を求める“女の闘い”。イヴ・テリオーが活写する数々のドラマに、白人の文明に脅かされるイヌイット社会の変容がもたらす「正と負の」姿が浮かび上がる。

著者等紹介

テリオー,イヴ[テリオー,イヴ][Th´eriault,Yves]
1915年カナダのケベック・シティに生まれる。初・中等教育をモントリオールで終了後、15歳で学業を断念、その後トラックの運転手、販売員、ラジオ局のアナウンサーなどの職業を転々とする。1941年「ル・ジュール」紙に初の短編を掲載。1943年オタワの国立映画局に脚本家業宣伝マンとして入局。1944年、『孤独な人のためのコント』を刊行し本格的な作家活動に入る。最初の小説である『醜い娘』(1950年)、『アーロン』(1954年、ケベック州賞受賞)、『アシニ』(1961年、フランス=カナダ賞受賞)など著書は40冊に及ぶ。代表作は、『アガグック』(1958年、ケベック州賞受賞)を中心とするイヌイット三部作である。1959年、カナダ王立協会会員に選出され、またテリオーの全著作を対象に1971年モルソン賞、1979年にはケベック最高の文学賞であるアタナーズ=ダヴィッド賞が授けられた。1983年没

市川慎一[イチカワシンイチ]
1936年生まれ。1961年早稲田大学仏文科卒業。現在早稲田大学文学部教授。(18世紀フランス文学・思想、比較文化専攻)

藤井史郎[フジイシロウ]
1949年東京都生まれ。東京外国語大学フランス語科を経て、早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学(現代フランス文学専攻)。奥羽大学文学部フランス語フランス文学科教授。フランソワ・モーリヤックに関する論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。