河童アジア考―カッパは人か妖怪か

斎藤 次男【著】

彩流社（1994/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 214p／高さ 20cm
• 商品コード 9784882023036
• NDC分類 388.1
• Cコード C0021

目次

第１章　河童は人か妖怪か？
第２章　河童はファジーな社会システムだった
第３章　河童は日本人の祖先だった
第４章　「陸地化」と「侮蔑」と香港水上「蛋民」
第５章　河童のふるさとをたずねて
第６章　河童は不滅である

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ekura]

「かもしれない」や「とも考えられる」を、次のパラグラフで「だとすれば」と受け止めることで検証なく事実化して論証したかのように見せかける、典型的なトンでも説。河童＝海人族・水上民という仮説に会う証拠のみを採用し、合わない証拠は曲解するか無視する。著者はテレビプロデューサー。『テレビの嘘』でも読んだが、やっぱりこれがテレビドキュメンタリーのやり方なんだなあと感心しきり。

2010/08/13