内容説明
アメリカとは何か。永遠の問いに揺れる理念とアイデンティティの諸相。
目次
アメリカ・インディアン―「フィリップ王戦争」の実態と意味
建国の思想とその変化
宗教する若きアメリカ―若きアメリカをリプリゼントするＲ．Ｗ．エマソン
アメリカ・ルネサンスにおける必然と偶然
ＳＷＩＮＧ ＬＯＷ ＳＷＥＥＴ ＣＡＤＩＬＬＡＣ―大衆黒人の生命力
ボストンにおける岡倉天心の先行者たち―金子堅太郎と松木文恭
ユダヤ系市民の意識の変遷―反ユダヤ主義との関連において
冷戦以後の魔女狩り
アメリカ知識人の試練―Ｆ．Ｏ．マシーセンへのレクイエム
南部の神話と文学―その崩壊と再生
アメリカの市民宗教―その神話化の過程
米国の知的文化とカトリック社会―ジョン・トレーシー・エリスの問題提起を出発点にして
