内容説明
気鋭の論客11人が縦横無尽に語る、光と闇の日韓史。歴史認識を深めるための、確かな手がかりを提示。
目次
1 日韓史の深層に光を当てて―『閔妃暗殺』から「サハリン」まで
2 聖徳太子の国際感覚に学べ―朝鮮三国と大和の建国
3 姜〓と江戸儒学―文禄・慶長の役に咲いた日韓儒者の友情
4 雨森芳洲と申維翰―朝鮮通信使を彩る「誠信の交わり」
5 韓国近代化の暗転と福沢諭吉―「脱亜論」をどう読むか
6 李光洙と金芝河―韓国近代文学に見るポストモダン
7 日本近代史を見直す視点―「征韓」とナショナリズムをめぐって
8 安重根の「東洋平和論」と明治の日本―悲劇の英雄が残したもの
9 朝鮮美の探究者・柳宗悦の思想と行動―文化として朝鮮を見た日本人
10 両班文化の功と罪―嫌韓・反韓を超えて
11 武治の日本と文治の韓国―歴史認識の共有は可能か
感想・レビュー
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がんぞ
2
朝鮮通信使は一方的訪問で、日本から京城へ行くことはない、対等とはいえない。将軍の就任を祝う表敬でありチンドン屋の原型である。日本から行ったとしたらまともな道がないので荷車なく桶もない。宗教の大建築もなく王城でも入浴がなく食事は日本人に食えないものであるのに恐れ入ったことだろうが。老人尊敬の習慣も高齢が稀だったからではないか?支那のような人材豊富なところならともかく科挙は両班という賄賂の額、つまり搾取の大きさを競う特権階級を生んだだけだった。「慰安婦にされないために早婚」は清に毎年美女三千人を貢ぐ制度の記憶2015/06/28
ひで
0
近代史は国と立場でみえかたが違うことを実感 。もう少し、近代史を学び直したい❗2018/01/15