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内容説明
バルト、デリダ、サイード、フーコーから、ホール、フックス、ギルロイ、モリス、ジャーディンまで、100人の現代文学・文化理論家を解説した事典。掲載項目は、名前と生没年、学問的ならびに文化的経歴、主要な思想、文化的インパクト、主要著作、参考文献、キーワードなど。人名索引、事項索引付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ponkts
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『コロンビア大学 現代文学・文化批評用語辞典』と同じく、手元に置いといて損はない一冊。あえて欠点をあげるなら、訳者が多数関わっており、あまり翻訳が上手くない箇所が散見されるところだろうか。記述の正確さについては刊行年(1999年)を差し引いても信用していいだろう。イーザー/フィッシュの対立点やジュネット、ジェイムソンらの批評の重要性など余すところなく書かれており、体系的に現代文学理論を知りたい人にもオススメ。辛辣なデリダの記述と対称的にエーコについては愉快な説明がなされていたり、筆者の裁量が面白くもある。2014/10/04