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内容説明
歴史・宗教・文学・女性学など、さまざまな視座からアメリカ文化を照射し見事にその立体像を浮かび上がらせた異色の論集。
目次
第1部 日米関係の原点(『パーレー万国史』と文明開化;ホーソーンと『日本遠征記』;明治初期津軽の洋学受容と米国人教師―アーサー・C・マックレーの日本体験記を中心に ほか)
第2部 アメリカニズムの諸相(手の見えざる神と手の見ゆる神―聖書とエドワード・テイラーの「『神の決定』序」;「国籍離脱者」としてのホーソーン―芸術と古色を求めて;エミリー・ディキンスンの作品に見る「魔術」 ほか)
第3部 エスニシティと文学(ユダヤ系作家デルモア・シュウォーツにおける歴史感覚;黒人作家アリス・ウォーカーにおける思想の変容―「シスターフッド」の概念を中心として;日系女流詩人ミツエ・ヤマダに見る民族と性)
第4部 内在する諸問題(彷徨える“ちびくろサンボ”;スポック博士と“きまじめな母親たち”―1950年代アメリカにおける寛容的育児の背景;赤い時間・白い時間―インディアン言語と英語に見る時間意識と世界像)