内容説明
今太閤として絶大な国民的人気を誇り、日中国交正常化を果たした田中角栄首相の秘書官を、通産相時代も含めて3年半も務め、全幅の信頼を得ていた小長啓一氏。官僚としてのみならず、経済人、弁護士として多岐にわたる分野で活躍し、常に新しい領域を切り開いてきた。「至誠天に通ず」という信念を胸に、誠実さと情熱を持って困難を乗り越え、社会に貢献してきた小長啓一・元通産事務次官がその人生を語る。
目次
至誠天に通ず―小長啓一「人生を語る」(古里~懐かしい3里の通学路;青春時代~弁論部で得た一生の友;官僚生活スタート~退庁後 繁華街で“勉強”;官僚たちの夏~国際競争力強化へ使命感;角栄氏との出会い~光放つ迫力 人心を掌握;日米繊維交渉~政治折衝の現場垣間見る;日本列島改造論~人、もの、金、情報を地方へ;今太閤~列島改造に国民の熱気;日中国交正常化~決死の覚悟で乗り込む;外交の神髄~絶妙の切り返しに感嘆 ほか)
取材を振り返って 山陽新聞社論説委員会論説委員 玉川貢広
人生100年時代を生きる
資料編
岡山とのつながり―山陽新聞記事で辿る