内容説明
「十五少年(漂流記)」など、数多くの翻訳で、西洋文学の魅力を大衆に紹介、「明治の翻訳王」と言われた思軒の、知られざる生涯と業績に光をあてる。郷里・笠岡から、初の伝記。
目次
第1章 少年時代
第2章 慶応義塾時代
第3章 興譲館時代
第4章 自立の旅立ち
第5章 『郵便報知新聞』の記者に
第6章 翻訳家としてデビュー
第7章 ユゴーに心酔する
第8章 『郵便報知』から『国会新聞』へ
第9章 晩年の仕事
終章
資料編
著者等紹介
谷口靖彦[タニグチヤスヒコ]
1930年、大阪府堺市生まれ。48年、旧制金光中学(現・金光学園高校)卒業。51年から笠岡市役所に勤務し86年に退職。その後、嘱託として市史編さん室、木山捷平文学賞事務局に務めた。現在、笠岡市民の詩賞選考委員。「文芸笠岡」編集委員。県詩人協会員、詩誌「詩脈」同人
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