内容説明
「しゃぼん玉」「虫の声」「からたちの花」「うみ」「ふるさと」など、なつかしい童謡が誘う、しみじみ、ほのぼのとした禅の世界。各章冒頭に歌詞を掲載、さわやかなこころに出会う珠玉の一冊。
目次
第1章 仮の世を生きる 「しゃぼん玉」―空を歌う
第2章 私が私であること 「あの子はたあれ」―己事究明を歌う
第3章 すべてを貫く眼 「たなばたさま」―平等性を歌う
第4章 みんなちがって、みんないい 「虫のこえ」―和合のこころを歌う
第5章 つながりと思いやり 「手のひらを太陽に」―不殺生を歌う
第6章 ありのままの世界 「からたちの花」―大円鏡智を歌う
第7章 自由自在のこころ 「とんぼのめがね」―三昧を歌う
第8章 一隅を照らす 「灯台守」―慈悲行を歌う
第9章 人生の妙味 「うみ」―柔軟心と不動心を歌う
第10章 一期を生きる 「故郷」―帰空を歌う
禅の風を追って―むすびにかえて
著者等紹介
重松宗育[シゲマツソウイク]
1943年静岡県生まれ。東京外国語大学英米語科卒。京都大学大学院修士課程修了(英米文学)。静岡大学、関西医科大学教授を歴任。現在は承元寺住職(臨済宗妙心寺派)。『禅林句集』『禅林世語集』、夢窓国師漢詩、夏目漱石俳句などの英訳出版により欧米への禅の紹介に力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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