内容説明
中国の“禅”の話、このくにの“ぜん”のこと、欧米の“ZEN”事情についてなどなど、著者がふだん大学の講義でエピソードふうに話していることを綴った本。
目次
A4一枚にまとめて!
ことのは
がんばる若者にエール
IとWE
始まりの季節
片手の音
坐禅堂は小さな宇宙
怖い話
臘八
天賦の才〔ほか〕
著者等紹介
安永祖堂[ヤスナガソドウ]
1956年、愛媛県に生まれる。花園大学卒業後、京都天龍寺平田精耕老師に就いて入室参禅。現在花園大学教授、天龍寺国際禅堂師家
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感想・レビュー
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憲[ken]
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コラム"生きる"(P177〜)『「生きる」ということと、「生存する」こと、「生活する」ことは違います。あなたが健康に注意して長生きしようとしているのは一個の生命体として「生存する」ということです。さらにいい学校を出て、いい会社に入り、一人前の社会人となるように努力もします。それは「生活する」ためですね。しかし、あなたはあなたとして「生きて」いますか?いちばん大切なはずの「生きる」という意味を考えたことがありますか?』 仕事は生活のためで、こなすだけの現状に気付かされた。『私として生きる』じっくり考えたい。2022/06/11