内容説明
流転人生を筏に喩え、花とともに流れる筏を「花筏」といい、人生の、ある理想像を表象する。花筏は仏教の理想郷ニルバーナ(涅槃)への道を示している。ニルバーナとはあらゆる人生苦が吹き消された状態で、寂かな心の姿、平和な世界、生命の不滅を意味する。
目次
花十題―花をめぐって(「普」花々々;「美」花は美しい;「虚」花なき里;「見」花に逢う;「看」花をみつめる;「光」花光る;「活」花を活ける;「器」花の器;「相」花の姿;「主」花となる)
花よせ―花の句いろいろ
花に微笑―花に関する禅語87句
花の夢―花の句―禅の世語―150句
花ごよみ―茶花を主とする花暦12ケ月
残花