目次
序章 ケモ耳文化の全体像
第1章 ウサギ耳史
第2章 ネコ耳史
第3章 キツネ耳史
第4章 オオカミ耳・イヌ耳史
第5章 そのほかのケモ耳史
第6章 海外のケモ耳文化
第7章 ケモ耳文化から生まれた新しい表現
著者等紹介
白根こま[シロネコマ]
1980年代生まれ。2010年頃から同人サークル『S猫出版部』としてケモ耳に関する研究誌を頒布するようになり、『総解説・猫耳史』『現代獣耳研究』といった同人誌がたびたび雑誌・インターネットメディアで取り上げられた。本業は外資系メーカーの技術者。中国在住経験あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
25
漫画やアニメで登場するケモ耳少女の歴史を解説した一冊。ルーツは同じで派生しただけかと思いきやそんなことはなく、C・L・ムーアのSF作品『シャンブロウ』で輸入され、大島弓子『綿の国星』で確立されたネコ耳。歴史的には九尾の狐伝説『玉藻の前』安倍晴明出生秘話『葛の葉』があり、このイメージを中心にアレンジが続くキツネ耳はキャラ設定へのこだわりが他のケモ耳よりも強い。鳴き声についてもネットが普及する以前は「コン」と鳴かせないとキツネらしくないと指摘されたが、現在は「狐の動画を見て勉強しろ」とリアリティを求められる。2023/04/30
kenitirokikuti
5
2022年末に買って積んでだもの▲A.90年代半ばまで(少年ジャンプ誌とファミコンが高いピークを築くまで)。B.20世紀末から新世紀初め(エヴァ、Win95とパソコン上のインターネット、プレステとDVD)。C.HD以上の動画の時代・地デジからスマフォ一般化まで。と時代区分できるだろう▲西洋RPGに人身猫頭の種族があったが、それをドット絵の顔アイコン化したときに猫耳(和エルフ長耳)が描かれたことがある。職業:盗賊(俊敏さが特徴のひとつ)としてのネコ耳人。フェリシアとか。…2023/01/24