出版社内容情報
企業法制を巡る調査研究報告書の最新版。各国・地域の紛争、気 候変動等により、サプライチェーンの混乱や食料、エネルギー価格の 上昇が憂慮されてます。資本市場は、それら諸課題の解決に向けて 相応の役割を担う必要があり、サステナブルファイナンス市場の法整備 へ向けた議論が進められています。また、AI が投資戦略を新しく変え る中での準備態勢も求められています。本書では、金融・資本市場 を取り巻く環境の変化及び諸問題の最新動向をフォローし、企業法制 について理論と実務の両面から検討しています。これまでのシリーズと 同様、最前線の学者・実務家による調査研究を実施。金融・資本 市場法制の有り方を議論する上でのベースとなる 1 冊です。
【目次】
第 1 章 サステナブルファイナンスの潮流と課題
中空 麻奈
第 2 章 米国の株式市場間競争と市場構造規制の見直し
大崎 貞和
第 3 章 今後のJ-REIT 制度改革の方向性‾投資対象資産の多様化を巡る論点
関 雄太
第 4 章 大量保有報告書の共同保有者の実態
矢田 歌菜絵
第 5 章 実質株主把握に関する制度設計について‾欧米制度の比較と日本法制への示唆‾
金子 佳代
第 6 章 金融商品取引法19条2項の減額の抗弁
飯田 秀総
第 7 章 上場会社における決算手続きの遅延への対応のあり方─ 継続会方式の再検討
加藤 貴仁
第 8 章 第2次トランプ政権下の米国の金融規制改革の展開と「国際基準」
松尾 直彦
第 9 章 ドイツにおける公開買付規制
伊藤 雄司
第10章 フランスにおける会社法の構築?過去・現在・未来??
石川 真衣
第11章 「時間稼ぎ」を目的とする買収防衛策の適法性について
行岡 睦彦
第12章 中国における証券集団訴訟の制度設計と反省
朱 大明
第13章 金融商品取引法制のゆくえ
神田 秀樹



