内容説明
本書は、平成17年に成立し、平成18年5月1日に施行された新「会社法」についてのやさしい解説、とりわけすべての種類の株式の譲渡につき定款で株主総会の承認を得ることを要する旨の制限が定められている株式会社、「非公開会社」に関する解説を、昭和49年商法改正以降の会社立法の背景・経緯に係わる証言を交えて一冊に纏めたものである。
目次
会社法制定の意義
株式会社の発生と産業資本
非公開会社(中小会社)の定義
非公開会社と準組合法理
株式会社の設立
非公開会社の定款の効力
株式の本質について
株式の相続準共有
株式の譲渡制限
株式と企業承継
非公開会社と種類株式
非公開会社における株式の評価(補償条項)
非公開会社の機関の概略
非公開会社と株主総会
非公開会社の取締役(取締役会)
会計参与について
非公開会社における計算書類の公開
特例有限会社の存続
特例有限会社の特質
著者等紹介
大野正道[オオノマサミチ]
1949年富山県生まれ。1972年東京大学法学部卒業。2008年博士(法学)(筑波大学)。筑波大学大学院教授、弁護士(第二東京弁護士会)、非公開会社法研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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