小箱のなかのビッグバン

  • ポイントキャンペーン

小箱のなかのビッグバン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 1冊(頁/高さ 27X27cm
  • 商品コード 9784881725511
  • NDC分類 726.5

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

37
反核絵本の名作がデジタル復刻版になったと、読友さんからお薦め頂きKindleで読了(ここは紙の本のレビューページ)。でもこれは“本を閉じる時の音”が元凶の発端になっているから、デジタルで再現できないない危うさを含む。逆にそれが核の保持が定着した事へ、警告を発しているようにも思えた。未だにこの絵本が担う反核の精神が、必要とされる世の中であることを憂う(核廃絶はいつになる)。スイッチ一つで破壊できるその簡単な好奇心を、純真な子供に手渡してはならない。母になった読友さんが、今もこの絵本を手放さない想いを汲んだ。2017/02/23

Lwsika

11
繊細で美しい絵にも関わらず、見てはいけない世界を覗き見てしまったような恐ろしい絵本。美しい世界は破れやすい薄い膜の上にあって、ちょっとした亀裂が入ったらもう二度と元には戻せない、だからこそ大切にしなければならない、地球の悲鳴が聞こえてきそうな絵本。子どもの頃からずっと恐いのに美しい絵に魅せられて何度も読み返している永遠の絵本です。2013/05/28

MOTO

10
何気なく手にとって開いた<最初のほう>の絵柄の美しさに見惚れて購入。光、緑、小鳥、揺れるカーテン…。見慣れた風景なのに、どこか別の世界を眺めている様な違和感があった理由を知ると恐ろしい。世の中に不変など無いことを改めて思い知る。2023/03/26

Aya

10
【図書館】ページをめくるたびに見てはいけない小箱を覗き込んでいる錯覚に陥る。美しい景色、当たり前のように過ごしている日常…だけど、この世界は繊細でとても脆く、ちょっとした衝撃で壊れてしまう…。まるでビッグバン。最後の解説にこの絵本をつくった経緯に「核の破壊力」を表現した美術家の夫の作品があったことを知り、さらにこの絵本のテーマの深さを感じた。"まにあいそうですか?"…ここで踏みとどまって辺りを見回すことができるなら、ビッグバンは免れるかもしれない。2014/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3912368
  • ご注意事項

最近チェックした商品