内容説明
本書は、わが国の都市政治状況とその課題を探ったものである。とくにヨーロッパの都市との比較や理論的解明を目的としたものではなく、現在655を数えるわが国の都市がどのような問題をかかえ、どのような“政治”が展開されているかを実証的にみようとしたものである。
目次
序 都市の時代と都市政治
1 都市政治と都市政策(都市政治の可能性;21世紀を展望した都市政策;地方都市問題と地方都市政策;市民運動と条例;東京事務所の政治行政機能;首長選挙と自治体職員)
都市政治の諸相―ケース・スタディ(土浦市の都市政治と業務核都市構想;弘前市・足利市の都市政治;小樽市・敦賀市の都市政治;松本市における都市政治の展開;上田市・会津若松市の都市政治)
都市政策思想の系譜(片山潜の都市社会主義;安部磯雄の都市政策思想)