内容説明
プログラマ志望者・挫折者に捧ぐ。アナタの理解はここが間違っている。
目次
すべてゲーデルからはじまった
「仕様の実体化」としてのコンピュータ
プログラミング言語の生い立ち
Cで詩が書けるか
「こんちわ世界」はデモなのだ
スタック知らずスタックす
3匹の子豚とメモリマネジメント
ポインタのわからな方とわかり方
ポインタ初期化の後出しジャンケン
配列とポインタを巡る混乱〔ほか〕
著者等紹介
藤本裕之[フジモトヒロユキ]
1961年栃木県生まれ。信州大学人文学部卒。1983年からプログラマ、89年ごろからライターとしても活動。最近は主にObjective‐Cを使ってMacintosh用のパッケージソフトなどの制作に従事
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感想・レビュー
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ハンギ
1
2004年出版、C言語はポインタが分からない人が続出なので、そこをメインにわかりやすく説明したそうだけど、はっきりいって説明が冗長で、必要がある記述ばかりではないだろう。マンガで喩えたりするとかえってわかりづらくなってしまうので、もっと整理してまとめるところもあると良かった。ポインタをわかるには、コンピュータの大元であるチューリングマシンから理解しないといけない、というのでそこから説明は始まったけど、そこは確かに分かりやすかったかもしれない。良いプログラマには好奇心が必要みたいだ。2012/08/07
4545
1
Macの世界では有名な、プログラマの藤本裕之。Cプログラマへの入門書らしいのだが、全然入門書ではない。Cを使いこなせなかった人、使いこなしていると思いこんでいる人へのC解説書かな。 なんでこうも文章を書くのが好きなプログラマなんだろうと不思議だったのだが、人文学部卒だそうだ。そうか、文系なのか...。 まぁ、読み物として面白かったです。目から鱗の箇所もあったかな。2004/02/08