内容説明
経営者の役割は、後継者を育成し、その後継者に事実を無事に継承することであるが、よき後継者を育成するには、経営者の人間としての生き方が問われることは言をまたない。本書は仏教の教えを根本的な理念として、経営論のなかでも、とくに後継者育成のプログラムにしぼってみた。
目次
第1章 企業が直面する問題の仏教的解決法―四締(経営環境の変化にどう対応するか―諸行無常;企業が直面する三つの問題―苦諦;倒産の根本的要因としての集諦;苦労から開放された経営の着地―滅諦;経営者としての正しい実践行動―道諦)
第2章 企業がいつも健康でいる秘訣(企業の生涯を点検する―十二縁起;経営で押さえるべきポイント―中道;経営者に必要な発想の転換―五蘊無我;経営者のありうべき姿―無垢意識)
第3章 企業が勝ち抜くための計画と実行(マーケティングと仏教の教え;後継者に必要な素質と環境;人間関係を円滑にする秘訣;仏教に学ぶ問題解決の技法)
第4章 後継者・管理者をどう育てるか(後継者、管理者育成のポイント;事業を成功させる12の教え;後継者にどう引き継ぐか;釈迦は弟子をどう育てたか)