内容説明
本書は、1909年8月23日から31日にかけ、エドゥアール・シュレーの戯曲『ルシファーの子供たち』の上演に続いて、ミュンヘンのカフェ・ルイトポルトのプリンツェンザールでおこなわれた連続講演録である。1921年から22年にかけて雑誌『ディ・ドライ』に連載され、その際、シュタイナー自らが目を通し、注を付している。インドおよび仏陀をはじめとする東洋の霊性に、西洋の霊認識の光を当てることを試みているのである。
目次
西洋の光に照らした霊認識の使命
『ルシファーの子供たち』
正しいアストラル体の形成
死の瞬間、肉体からの離脱
アイスキュロスからエウリピデスへ
太陽霊とエリニュス
地球の進化
ガイア
ヴェーダ時代のインドラ
アトランティス文化の末裔
ゾロアスター文化とケルト文化
ナザレのイエス
インドの神々
アポロン的秘儀とディオニュソス的秘儀
キリスト事件
古代インド人の感覚知覚
オイディプス伝説とユダ伝説
神仙たちの教え―ヴェーダ
アフラ・マズダ神とミトラ神
仏陀とキリスト
バルラームとヨサファットの伝説
輪廻転生とカルマ〔ほか〕