内容説明
漱石をはじめ寅彦や龍之介、およびその周縁の作家たちの文学と知性を透察し、愛情にみちた視点と筆致でその「内景」に迫る。
目次
漱石と寅彦―明治三十年代
漱石と寅彦―『ほとゝぎす』四周年目の写生文
寺田寅彦の「団栗」―「草枕」の祖父
「坊つちやん」―読み返すごとに面白い
「こゝろ」覚え書
「こゝろ」をめぐる江藤と大江
「道草」論の序
日露戦争の“戦後世代”
「雁」論
「寒山拾得」―鴎外最後の歴史小説〔ほか〕
著者等紹介
荻久保泰幸[オギクボヤスユキ]
1930年東京都生。1956年国学院大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了。国学院大学文学部助手、講師を経て教授
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