宮沢賢治『春と修羅』論―言語と映像(モンタージュ)

宮沢賢治『春と修羅』論―言語と映像(モンタージュ)

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784881645161
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C3095

内容説明

ベンヤミン批評理論で切り拓く宮沢賢治の『春と修羅』。『春と修羅』は言語的理解や伝達を困難にする過剰な表現に満ちあふれている。賢治の『心象スケッチ』という方法は各詩篇の「論料」が互いに呼応し、全体のテクスチュア(織物)を編み上げる。本書は『言語』と『映像』をタームに複雑に構成された詩集の編み目を解きほぐす。

目次

第1章 宮沢賢治の一九一九年
第2章 賢治とキネオラマ
第3章 賢治と四次元
第4章 賢治VS.賢治
第5章 「春と修羅」における「琥珀のけら」について
第6章 賢治と映画的表現
第7章 「小岩井農場」論
第8章 とし子五衰
第9章 とし子の現前
第10章 「風景とオルゴール」詩群の位置
第11章 ワルツ第CZ号列車から銀河鉄道へ
付論 関東大震災と『銀河鉄道の夜』

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