内容説明
子どもの日本語教育のイロハから第二言語習得理論、現場指導の事例までを収録。外国人児童生徒の一律には語れない指導法を「事例を参考にすること」によって解説。孤独な指導になりやすい指導者に、子どもの日本語教育の基本や多くの事例を提示。教科指向型教育を踏まえた「学生・教科別の指導語彙選択例」を具体的に例示。「うまくいった指導例」「問題が残った指導例」などをまとめて紹介。身近な物品を教材として利用する「簡単で効果的な指導例」をまとめて紹介。
目次
1 子どもの日本語教育―さまざまな現状と課題(子どもの日本語教育とは;第二言語習得の困難 ほか)
2 子どもの日本語教育―指導者の役割と指導法(学校派遣教員の資質;学校派遣教員の役割 ほか)
3 具体的指導法と技術―さまざまなヒントと工夫(指導の大原則;指導領域と下位項目 ほか)
4 子どもの日本語教育における教材―授業で利用した教材例
5 子どもの日本語教育―指導事例集
6 資料集(「トピック型」と「教科志向型」のJSLカリキュラム;教科を学ぶための基本語彙一覧―小学校教科書に使用された語彙の調査と選定案 ほか)
著者等紹介
北村弘明[キタムラヒロアキ]
日本語学校教務主任・青山学院大学講師・明治大学講師などを経て、聖徳大学言語文化研究所教授。言語哲学・日本語学・日本語教育を専攻。平成17年度よりJSL教育研究プロジェクトを立ち上げ、「地域日本語教育」および「子どもの日本語教育」について、指導者養成と日本語指導法の両面から研究を続けている。文化庁日本語教育委託事業にも長く参画している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。