創芸社クリア文庫 ＲＡＩＬ ＷＡＲＳ！〈１０〉日本國有鉄道公安隊

豊田 巧【著】

創藝社（2015/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 305p／高さ 15cm
• 商品コード 9784881442012
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

國鉄への就職を夢見る平凡な鉄道好き高校生の俺、高山直人。鉄道公安隊に共にＯＪＴ研修中の弾丸娘・桜井あおいと共に、夢の國鉄リニアモーターカー試乗会へ「ところで高山、なぜ私を誘ったの…？」「…！」秋風に揺れる二人の気持ちと、たくさんのＶＩＰを乗せて疾走する最新鋭の磁気浮上式鉄道内に、武装した男が…。えっ、銃撃！拘束？閣議決定…！？高山の異常ばかりの就職戦線が、劇中最高時速５００キロでハードボイルドに急展開☆國鉄が分割・民営化されなかったもう一つの日本を舞台に、夢の鉄道パラダイス・エンタテインメント！國鉄リニア、ファーストラン！

著者等紹介

豊田巧［トヨダタクミ］
元ゲーム会社の宣伝プロデューサーで、数多くの電車運転ゲームを担当する。２０１１年、集英社より「電車で行こう！」シリーズで小説家デビューを果たす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[いーたん]

RJとの戦いはこの巻で決着。ただ、今後もRJの影響は受けそうな印象でした。さて、10巻はリニア試乗会でRJにリニア車両とリニアの遠隔操作の両方を乗っ取られてしまう。同時にRJ首謀者である士幌は、首相に国鉄民営化を要求。リニア車両の解放のために高山が仲間と車内で立ち上がるストーリー。まるで、ダイハードを観ているような展開でした。それだにワクワクしながら読み進めました。それと、ベルニナや乃亜、はるかも活躍したけど、やっぱりメインヒロインは桜井あおい以外はありえない！と思わせてくれるあおいの存在感は抜群でした。

2015/01/09

[よっち]

桜井を誘い國鉄リニアモーターカー試乗会にやってきた高山が、ベルニナの通訳として同乗した小海らとともにＲＪのリニアジャックに巻き込まれるお話。このシリーズを読んでいるとＲＪのテロ行為はともかく、國鉄の大義がどこにあるのかいろいろ考えてしまいますが、今回最後の作戦を仕掛けてきたＲＪに対し、ベルニナや乃亜らとも協力しながら高山が奮闘しましたね。最後に姿を見せた人物も気がかりですが、あとがきによると今回でＲＪ編は終了、次巻から著者が書きたかった新展開とのこと。分割民営化の動きに抵抗する話にでもなるんでしょうかね。

2014/12/24

[Susumu Miki(Dik-dik)]

9巻最後からの続きでリニア試乗会の話ですね。買ったその日に読了。面白かったです。お話としては一区切りついた感じですがシリーズとしてはまだまだ続きそうです。使用武器の伏線はすぐにわかりましたが、そういえば桜井さんが今回は表紙で使用武器を構えていませんね。あと、冒頭に人物紹介が付いたんですが高山君の紹介文に「平凡な高校生」…。いや、高山くんは神メモの鳴海くんなみに非凡でしょう…。

2014/12/26

[Yobata]

リニア編,RJとの対決完結。引っ張ってきたリニア話がようやくw桜井との最初のひとときは完全にもうデキちゃってるいい雰囲気だったのに即座にリニアジャック。ここからはVIPで同乗していたベルニナと共に解決へ。RJとの決着はこのシリーズの最終巻かと思ったら第一部完なんだねw今回はベルニナとのコンビだけど高山は相変わらず普通人を詐称するぶっ飛んだ奴だったねwRJと國鉄との戦いは終わったけど、五能隊長は？そして警四の行方は⁇

2014/12/25

[かんけー]

RJの士幌は最後の？大博打を打ってきた・・！前巻で高山と桜井は國鉄リニアのお披露目記念乗車の式典に出向いていた。二人とも今回は公安隊としてではなくプライベートとして乗車だ。何故かベルニナも乗ってるし小海さんも♪（ん？笑）RJのテロにより桜井は自分を犠牲にして高山とベルニナを助ける。「助けにきて・・私・・信じてるから・・約束よ・・高山」と云う一言を残して・・。高山は、桜井も岩泉もいないこの現状でどうするのか？興味深く読みを進める。平凡とは云え今まで幾つかの修羅場を潜り抜けてきた高山はここに至り一大決心を

2015/01/04