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内容説明
凶物を撃退し安息の時を過ごした淡島朔也だったが、眼前には黒幕ラヴェルの罠、陽炎の力を持つ魔犬が現れる!仲間とともに凶物を退けるが、あまりにも大きな犠牲により自分の心が壊れてしまう。さらなる惨劇を覚悟して意識を取り戻した朔也の前には、自分を凶物から守ろうとして戦い続け、ぼろぼろになった麟の姿が。そしてすべてを犠牲にしてでも、ラヴェルを倒すことを決意する…。緊迫の本格クトゥルフ・ファンタジー。
著者等紹介
くしまちみなと[クシマチミナト]
フリーのゲームシナリオライターで、PlayStation Award2010 PS Store特別賞の受賞歴あり。2012年に桜ノ杜ぶんこ『かんづかさ』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月冬弥
4
くしまちみなと先生(@kusimachiminato)の #ラノベ 面白かったけど、いろいろ詰め込み過ぎな気がしたけど、ノベライズなら仕方ないかー。でも、和風クトルフ系伝記は好きなので、同じ世界観の物語はもっと読みたいなー2013/05/18
nanashi
3
完結。一気に街レベルの死者が出る伝奇小説のクライマックスらしい展開。ただ、展開が急過ぎて、ダイジェスト版を見ているような気分。ラストはちょっと御都合主義が過ぎるというか、ここまでしてハッピーエンドにしなくてもという気が2013/05/26
綾瀬ちかこ
2
駆け足展開でラスト以外はおおっと驚かされながらページが進みました。鬱エンドではないので、見る人が見ればご都合主義と取られるかも……。 上下巻なので良くも悪くもまとまった感じ。化物騒動はある意味八重様に持って行かれた感じがしますね。2013/08/27
海老庵
2
神の力が文字通りのデウス・エクス・マキナで何というか……全体的にはクトゥルー伝奇として楽しめたのだけど、ちょっと駆け足で詰め込んだ印象。この世界観で他の時代、他の話も読んでみたいね。2013/06/13
Dobject
2
ラストがそれでいいのかというオチであったが、マルチエンドのエロゲーぽいといえばそうなので仕方がないのかなぁ。麟を含む全ての身近な人物が襲撃によって殺され、主人公に恋愛という形で好意を寄せていた八重も嫉妬に狂い、敵側に回ってしまう。主人公も責任に耐えかね、一時は人間を見捨てようとする。そこからの救済があるのだが”機械仕掛けの神”そのものなので、これがあるから今までキャラクター殺せた訳ねと思うとカタルシスがない。それを抜きにすればクトゥルフがあくまで風味の和風ダークファンタジーとしては十分楽しめた。2013/04/29