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内容説明
「高山直人らに國鉄公安隊高度研修を命じる」はああっ!?「それならオートマチック撃ち放題よね!」「この特殊警捧、スタンガン付きの最新型だぜ!」盛り上がる桜井たちにイラついた俺は、ついに本音を叫んでしまう。「俺は―!!」衝撃の一言に警四の心はバラバラに。状況は最悪。なのに、なのに、どーして俺は軽井沢でWデートなんかしてるんだ?!國鉄が分割民営化されなかったもう一つの日本を舞台に、夢の鉄道パラダイス・エンタテイメント第三弾!碓氷峠、定通。
著者等紹介
豊田巧[トヨダタクミ]
元ゲーム会社の宣伝プロデューサーで、数多くの電車運転ゲームを担当する。2009年、小学館より新書「鉄子のDNA」で作家デビュー。2011年、集英社より「電車で行こう!」シリーズで小説家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
37
高山くんはモテモテですね。小海と桜井。前巻の王子もだし。しかし札沼は岩泉か〜てっきり彼女も高山かと思ってたんですが。。。軽井沢から横川までの軌道自転車によるダウンヒル。スピード感があってドキドキしました。事件が起きるまでギスギスしてた警四のメンバーも事件が発生から自然とチームワークを取り戻し、絆が深まったのが良かったです。3巻は前編後編の前編部分とのことで、次巻も早急に読もうと思います。2014/09/13
よっち
33
これまでの活躍から國鉄公安隊高度研修を命じられた警四でしたが、高山が運転士を希望していることを発言したことで、ギクシャクしたまま研修へという回。録鉄札沼も再登場した休み中には、やや唐突に思えた小海の参戦を思わせるような言動もあったりしましたが、ずっとギクシャクしていた隊内のわだかまりが、移植用臓器を運ぶために一致団結して、碓氷峠の旧線を踏破する中で解消していくところがとても良かったです。桜井は普段の言動があれな分、ツンデレで可愛かった時がより引き立ちますね(苦笑)前後編構成ということで、後編も楽しみです。2014/04/17
まるぼろ
25
今巻は軽井沢編前編。北海道での一件の後、OJTが再開された警四の面々は鉄道公安隊高度教育研修を受ける事に。しかし高山の思わず発してしまった一言で警四のチームワークは乱れてしまい…というお話。今までイレギュラー気味だった…と言うより血の気の多さが表立ってしまっていた桜井の反発心の強さが完全に裏目に出てしまった前半でしたが、RJとの絡みもあり後半は全員反省して悪天候の中「アプト君」を操り肝臓を届けたのは雨降って地固まる話で良かったです。何気にラブコメ面でも面白くなってきてますね…w 後編の次巻も期待です。2014/08/17
Yobata
23
東京駅爆破未遂事件,ベルニア王子襲撃事件と立て続けに難事件を解決した高山達警四。それを見込まれ高山達は國鉄公安隊高度研修を命じられる。その研修場である碓氷峠の安中榛名へ行くも、高山の運転士希望発言により四人はバラバラに。そんなギクシャクした中で軽井沢にRJから脱退した者の保護任務が言い渡され…。今回の舞台は軽井沢周辺。公安隊として活躍して周囲から公安隊のリーダーに向いていると言われ、運転士志望の高山は不本意な評価に悩む。運転士志望で運転士になりたいってのは分かるけど、入社して自分の志望した配属に→2014/03/12
Susumu Miki(Dik-dik)
16
1巻、2巻で「結果を残した」警四の4名が、それが故に高度研修を受けることになるという本巻。 OJT で成果を上げてそのまま公安隊に配属されれば自分の希望が叶えられると考えているであろう桜井さんと岩泉くんの両名、そしておそらく普通に國鉄に入社し希望した職種に配属されそうな小海さんに対して、主人公の高山くんだけが「明日はどっちだ」状態だったのだと気づいたのは本巻を読み終えてしばらく経ってから(笑)。 鉄道的なトピックとしては「碓氷峠」から連想されるありとあらゆる(?)ギミック満載でした。2014/05/09