内容説明
近代洋画の巨匠・小出楢重の孫、小出龍太郎氏と3名の執筆者による「楢重を偲ぶ」1冊。妻はモデルに、息子は画家に、そして孫が論じて、曾孫は装画を…。本書には、芸術の血、小出一族の絆がぎっしり詰まっている。
目次
写実と空想のカクテル(生涯と芸術;裸婦制作と造形美の追求 ほか)
絵画の現場から(生いたち;主だったコレクション ほか)
座談会「知られない小出楢重」(小出重子;小出吉延 ほか)
大阪の人(大阪ミナミ;「Nの家族」 ほか)
芦屋―モダニズム文化の中で(芦屋での生活;楢重アルバム帖より ほか)
著者等紹介
小出龍太郎[コイデリュウタロウ]
小出楢重(洋画家)の孫。1952年生まれ。大阪芸術大学短期大学部教養課程教授、文学修士(専攻・19世紀フランス文学、モーパッサン研究)、日本フランス語フランス文学会会員
矢倉喜八郎[ヤグラキハチロウ]
1935年大阪生まれ。株式会社梅田画廊常務取締役、梅田近代美術館事務局長、矢倉画廊創業、小出楢重作品鑑定家
熊田司[クマダツカサ]
1949年生まれ。和歌山県立近代美術館館長。西宮市大谷記念美術館、ふくやま美術館、大阪市立近代美術館建設準備室を経て現職
河崎晃一[カワサキコウイチ]
1952年芦屋生まれ。染色による作品を制作、造形作家として活動。一方で89年から芦屋市立美術博物館に勤務、小出楢重、具体、阪神間モダニズムについての展覧会を企画。06年から兵庫県立美術館勤務。現在、フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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