内容説明
心がふるえる…!何度も読み返したくなる「送る言葉」の力を著者齋藤孝がこの一冊につづる。
目次
1章 作家編
2章 文化人編
3章 映画・芸能人編
4章 政治家・経済人編
5章 スポーツ選手編
6章 「作品の中のあの人」編
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年生まれ。静岡県静岡市出身。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程などを経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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4fdo4
10
「送る言葉」とは葬送の言葉である。 弔事・追悼文。文人が書いた物でなくても心震える弔文がある。 そこには「渾身の思い」がこもっているから。 どんな素顔だったか、なにが好きだったか、なにを考えていたか、どんな素敵な人だったのか。 菊池寛から芥川龍之介へ 山田太一から寺山修司へ 勝新太郎から石原裕次郎へ その中でも、夫婦で歌人の 永田和宏と河野裕子の「歌に私は泣くだらう」は壮絶である。 亡くなる前日に河野自身が詠んだ歌 「さみしくてあたたかかりきこの世にて会ひし得しことを幸せと思ふ」 2017/02/12
なかつ
0
弔辞を集めた本なのだけど、やはり、特別な気持ちが入っていて、胸をつく。2016/10/29
moe
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折しも父が亡くなる2日前、図書館の返却本の棚にあったのを背表紙だけ見てなんとなく手にした本。 急逝した連絡があり、急いで帰省する道中に開いて驚いた。 弔辞ばかりが集めてあった。そういうことだったのね、と腑に落ちてページをめくった。 懐古するこれまでの出来事、よいことも、わるいことも、すべて。複雑な気持ちを整理できないままページをめくった。2018/12/10
たけやん
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人に贈る言葉の勉強をしたいと思って、県図書から借りたのですが、届いてみたら、まさかの弔辞の勉強の本でした。 アマゾン購入じゃなくて、よかった。 個人的には、 松下幸之助、川上哲治、出光佐三さんのところが良かった。2018/06/15