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内容説明
早期の異変に気付くのは患者自身よりも身近にいる家族。病気を支援する家族の見る目が、病状を左右し先々の見通しに影響をもたらす。この病の経過を見守るだけでなく、患者と共に歩む多くのヒントを提示した。
目次
1 都立松沢病院(慢性患者の生態(静態)
松沢の医局会議
作業療法をめぐって)
2 統合失調症とは(統合失調症概念の変遷;発症をめぐって;未治療で経過した事例;前哨戦(早期徴候)から発症まで
救急対応)
3 症状、診断、治療
4 家族の抱える難問(家族の対応;感情表出;自閉(引きこもり)
内因性
再発・寛解・予後)
5 付録(妄想内容の変遷―縦断的視点:松沢に残されている資料;妄想内容の比較―横断的視点:日本(松沢)と中国(上海)
統合失調症の現在
院外統合失調症
長期通院統合失調症者の社会適応と治療的背景)
著者等紹介
藤森英之[フジモリヒデユキ]
1934年中国東北部に生まれる。1960年信州大学医学部医学科卒業。1961年東京医科歯科大学精神医学教室。1963‐1965年ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生。東京都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長を経て(元)東京都立松沢病院副院長。退職後、吉祥寺病院(調布市)、池沢神経科病院(羽生市)に勤務を経て、現在、東京都非常勤医員。臨床精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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