内容説明
陸軍の暴走を阻止できなかった海軍は、大国アメリカに勝算なき戦を挑み当然のように敗れ去った。海軍は何時何処で何を間違えたのだろうか。将校達の残した証言・反省回顧録から学ぶことは多い。戦後の復興を担った世代から、狂暴化した隣国と否応なく対峙を迫られる世代に送る引継ぎの書。
目次
第1部 明治維新以降の近代軍事史概説(明治時代・太政官制の時代;明治時代・内閣制の時代;大正時代 ほか)
第2部 海軍士官たちの反省回顧録(大東亜戦争戦訓調査資料;米内光政海軍大臣の奉答文草稿;海軍戦争検討会議記録 ほか)
第3部 海軍は何故敗けると解っている戦争を始めたのか(法制・制度上の不備;親英米体質と反英米体質;戦争研究 ほか)
著者等紹介
伊藤高顕[イトウタカアキ]
昭和17年(1942年)熊本県生まれ。昭和40年(1965年)東京大学工学部卒。昭和40年~平成7年(1965~95年)東洋工業~マツダ(株)勤務。平成9~22年(1997~2010年)(有)ST文化研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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