内容説明
War Guilt Information Program…戦争罪悪感宣伝計画。アメリカは敗戦の日本人に、日本は侵略と戦争犯罪の軍国主義国家だったと思い込ませる計画を実行した。民主改革、検閲、憲法、東京裁判、そして講和条約。現在日本の原点、占領政策の全貌を明らかにする。
目次
占領の国際法的枠組み
米占領軍の日本進駐
占領方式と米ソ関係
全面展開する初期占領政策(非軍事化、急進的民主化、賠償、農地改革)
米国戦略爆撃調査団と米原爆効果調査団
精神的武装解除(WGIP、教育改革、天皇の人間宣言)
冷戦化する国際情勢(一九四五年一〇月~一九四六年)
一九四六年(春以降)の憲法改正と占領下情勢
戦犯裁判(米軍マニラ軍事法廷、極東国際軍事裁判、BC級戦犯裁判)
検閲と「焚書」
米占領軍の諸相(マッカーサー、GHQ、占領軍兵士)
米国における冷戦戦略への傾斜と占領政策の批判(一九四七年)
米国対日占領政策の転換(一九四八年)
米国アジア政策の見直し(一九四九年)
朝鮮戦争と講和条約への道(1950年)
講和条約による占領の終了、独立(一九五一年~)
著者等紹介
松岡祥治郎[マツオカショウジロウ]
1944年熊本県生れ。1968年東京大学経済学部卒業。1999年まで農林中央金庫勤務(ロンドン駐在、営業部長、国際企画部長、検査部長)。その後数社の役員を経て現在ソフト開発会社監査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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