内容説明
二〇一二年九月反日騒動のあとをうけて、尖閣諸島問題にしぼり、改めて議論の全体像と問題点を整理。事柄は、琉球史、明清史、台湾史、日清戦争史、国際法、第二次世界大戦の戦後処理、沖縄返還協定、日本外交など広範囲に及ぶ。中国側の主張が正しいのかどうかを一つ一つ検討。巻末に、尖閣関連参考文献、尖閣関連資料を付す。
目次
1 尖閣諸島問題をめぐる歴史
2 「尖閣諸島=中国領」論の系譜
3 中国「党国家主義」と「近代国家」の枠組み
4 日本のマスコミ論調と尖閣シミュレーション
5 結論
著者等紹介
齋藤道彦[サイトウミチヒコ]
1943年東京都出身。1972年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中国語中国文学専攻、単位取得満期退学。1972年桜美林大学文学部専任講師。1975年中央大学経済学部専任講師。1982年中央大学経済学部教授。1985年~1987年中華人民共和国・南開大学訪問研究。1999年9月~12月NHKラジオ中国語講座講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。