内容説明
戦後派調査マンが生涯の仕事を通じて語る経済の実相。
目次
序章 敗戦国日本の経済にみる解放と従属の影
第1章 ヤング・ブライト・ボーイズ
第2章 王者を専制君主にはしない
第3章 マネーフローの日米比較
第4章 設備投資の可否、計画の是非
第5章 リサーチ・バグ
第6章 商社は悪か、スケープゴートか
第7章 摩擦のシンボル取引慣行
第8章 系列は死んだのか
著者等紹介
島田克美[シマダカツミ]
1926年石川県に生まれる。1947年9月東京大学法学部卒業。1948年1月臨時人事委員会に就職。以後人事院、公正取引委員会、経済企画庁、ジェトロ、住友商事、京都学園大学を経て1989年流通経済大学経済学部特任教授。1997、8年同上客員教授。1992年博士(商学、大阪市立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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天婦羅★三杯酢
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戦後すぐに人事院、そして公取委、経企庁と役所を3つ、それから住友商事、さらに大学教授と渡り歩いた著者が見た戦後経済史。異論だらけの職歴。 これを買ったのはアトレの秋葉原にある三省堂。漫画とラノベが幅を利かせ、社会的な本のエリアに並ぶは「ニッポンいい国強い国」のオンパレード。その一隅にこの本があった。自分にとっては未知の著者。経済関係の本の場合、自分の商売の自慢話か通説べったりの解説本というのが通り相場である。何度も手に取っては戻し、でも「まあ、アホ本ならこの著者に二度と手を出さなければいいや」で購入。2014/08/14