内容説明
神話の森は、深い霧に閉ざされた縄文の異界にとつながっていた。流血を避ける為の、苦悩の決断。それが猿田彦大神による日本列島の国譲りだったと説く語り部「無口」。神話の世界に射した新しい光の中から平和を祈る祖先の声が聞こえてくる。
目次
序に代えて(五月の掃部ヶ岳の思い出)
宗教と世界平和
昔々ある所で―神話の森にようこそ(高山の手長足長と手名椎・足名椎;飛騨の神様;手長と足長;神を見つけた人達)
神の国からお帰りになられた猿田彦様(暴力の時代;賽の神から産土神へ)
著者等紹介
小暮久也[コグレキュウヤ]
1934年埼玉県生まれ、内科医、神経内科医。1962年東京慈恵会医科大学卒業後渡米。1998年マイアミ大学教授、1980年東北大学教授、1998年から郷里で家業を継ぎ、村の医者として多忙な毎日を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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