内容説明
父島・母島には太平洋戦争当時の遺構・陣地が数多く眠っており、地元島民ですらその存在を知る人はそう多くないという。戦争末期、小笠原では敵の上陸と空襲を想定して、壕の中に高射砲や機関砲などを移設・格納し、島の防衛に当たったという経緯がある。敗色の濃くなった混乱する時期にあって、その頃の陸海軍の公式記録はほとんど存在せず、配備状況は不明確である。本書は、基本的に現場調査と陸海軍の資料に基づき作成した。
目次
第1部 父島編(大村・清瀬・奥村)(大村第一砲台;大村第二砲台;大村第三砲台 ほか)
第2部 父島編(夜明山・洲崎・境浦)(長崎展望台探照灯;電信山平射砲台;旭平平射砲台 ほか)
第3部 母島編(北村・沖村・南崎)(母島砲台;沖港防備衛所;鮫崎海面砲台 ほか)
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