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グラウンド・ゼロの歌―短詩型作品によるコンポジション

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  • サイズ A5判/ページ数 68,6/高さ 22cm
  • 商品コード 9784881422373
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

内容説明

あの日から還らぬわが子を求めてさまようニューヨーク。日本の伝統詩型短歌と一部俳句、長歌に凝縮された9・11の現実。無差別大量殺戮を手段とするまでに変貌した現代テロリズムに、あなたは、そして日本は如何に対するのかを静かに問う。

目次

1 プロローグ
2 ニューヨーク・九月
3 北海道にて
4 ニューヨーク・秋
5 新しき年
6 ニューヨーク・冬
7 東京にて
8 ニューヨーク・春
9 サッカー・ワールドカップ
10 ニューヨーク・九月再び
11 エピローグ

著者等紹介

住山一貞[スミヤマカズサダ]
1937年名古屋市(当時、大高町)に生まれ、主に東京に育つ。東北大学工学部応用化学科卒。日本軽金属(株)、(財)工業所有権協力センターに勤務、退職。東京都目黒区在住
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫苑

1
9.11WTCテロ事件で息子が犠牲となった著者の、短歌、長歌、俳句からなる。作品と共に読みでがあるのはあとがきで、日本の国内世論への違和感、犯罪者に対する思いから、出版に至った心境が読み取れるほか、「グラウンド・ゼロ」という言葉を使った経緯についても詳しく書かれている。「いくさ無き世」「日本国憲法」など立ち止まる言葉遣いも、作者が終戦間際の生まれで、初期の戦後教育を受けただろうことを考えれば納得がいった。英語の対訳がつけられ、犠牲者全員に捧げたという前提から、海外の遺族も読めるよう配慮がなされている。2018/11/06

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