内容説明
構造、断熱の方法、依頼先の選択を誤ったら「いい家」になるわけがない!「知らない、知らされない」ままに続けられている、ごまかしの家造りの実態。
目次
第1章 なぜ「いい家」が見えないのか?
第2章 三つの選択と四つの相性
第3章 最初の選択―構造を何にするか?
第4章 第二の選択―断熱の方法をどうするのか?
第5章 第三の選択―依頼先はどこにするのか?
第6章 正直な家造りとは
第7章 ホームページ
著者等紹介
松井修三[マツイシュウゾウ]
1939年神奈川県厚木市に生まれる。1961年中央大学法律学科卒。1972年マツミハウジング株式会社創業。「住まいとは、幸せの器である。住む人の幸せを心から願えるものでなければ、家造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kiyocruise
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住宅の構造と断熱方法、注文住宅の依頼先について、それぞれの特徴を比較検討のうえ、理想の住まいを説くものです。検討の筋道は、家づくりの参考になりましたが、著者の競合相手について、極端な事例の指摘が目立ち、信憑性に疑問を感じました。2008/01/01
Azusa_F
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図書館で借りた。版は新装4版だがこれで登録でいいのかな? /「外断熱工法がいいよ。断熱材はこれがいいよ。みんな満足だよ」という、要するに自社のやっていることの宣伝本なのだが、「リビング階段は温かい熱が逃げて良くない」「床暖房は一部しか温まらない」等、建売を買う人にとってもチェックすべきポイントを揚げている点では傾聴に値する。ただ、具体的なデータの掲示もせず、繰り返し他社工法を厳しく批判して自社工法を持ち上げる形なので、意志をしっかり持って読まないと、著者に無批判になるよう洗脳されそうな感じ。2011/05/17
阿輸迦
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著者が経営する会社の、宣伝本。確かに外断熱工法は良いが、建築費が高いのが難点。本州以南で家を建てるならこれで良いが、僕は北海道に住んでるので、自分が家を建てるなら外断熱と充填断熱を併用したW断熱工法で建てたい(建築費が有るならだけど)。この本では、グラスウールを徹底的に批判しているが、そんなに悪い断熱材じゃない。ただグラスウールは施工が難しく、隙間が無いようにキッチリ施工するには、大工さんの手腕が問われる。僕が家を建てるなら、一条工務店(W断熱床暖房)かFPパネル(硬質ウレタン)を使った充填断熱にしたい。2020/01/13