内容説明
日向高鍋(宮崎県)から梅ケ瀬(千葉県)へ。近代国家の建設と教育に生涯を捧げた漢学者、日高誠實。世に知られないひとりの教育者が見出した「理」とは何か、人生の理想とは何であったか。
目次
第1章 日高誠實を育てた人々と高鍋藩(誠實の誕生から明治三年の明倫堂教授時代まで)(誠實を育んだ人々と明倫堂;江戸遊学と師古賀謹一郎;明倫堂教授として活躍)
第2章 陸軍仕官時代の日高誠實(明治四年東京移住から明治十九年陸軍省辞めるまで)(明治維新の混乱と陸軍省出仕;旅と漢詩仲間)
第3章 梅ケ瀬の日高誠實(明治十九年梅ケ瀬移住から大正四年死去するまで)(上総梅ケ瀬永住へ;梅ケ瀬経営と青年教育;梅ケ瀬と子供たち)
第4章 誠實亡き後の梅ケ瀬(その後の梅ケ瀬;誠實の活動を心に刻む人々;「梅ケ瀬会」の活動)
著者等紹介
渡邉茂男[ワタナベシゲオ]
1950年生。学習院大学文学部哲学科卒業。卒業後、千葉県内の公立高校教員を務める傍ら、地方史の研究に従事。退職後、君津地方社会教育委員連絡協議会会長を経て、現在君津市文化財審議委員、久留里城址資料館推進協力委員、雨城古文書同好会副会長、上総古文書の会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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