人生三毛作―ピンピンころり願望を問い直す人生論と共生思想

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784881421369
  • NDC分類 159
  • Cコード C0036

内容説明

超高齢化社会を生きる退職老人と未来社会の希望を担う学生が地域自治会・町内会において世代間交流する社会システムを創出し、そのシステムを社会保障制度に組み込み国家に救済を求めすぎる人権思想・個人主義を問い直し、自助・共助・公助の連携を目指して相互扶助を理念とする自治的地域共同体を国家行政の統治機構の末端に制度化するために、ウヨク国家主義とサヨク個人主義を中和するナカヨク共生思想に基づいて憲法改正草案を検討するための序論。

目次

1 七十歳過ぎたらなるべく医療と介護を受けない覚悟(生命維持のためだけの不自然な延命措置を拒否する宣言;日本尊厳死協会の「尊厳死」の思想性について;「安楽死・尊厳死の法制化に反対する会」が主張する「生存権」について)
2 なるべく医療と介護を受けない覚悟で生きる人生論の必要性(ピンピンころり願望の思想性;老人意識なき現代日本人の人生論と社会思想;老人思想の構築に向けて―個人的諦観と社会的希望)
3 往還思想―生者必滅の自然態を受け入れる覚悟のために(往還思想の生命論;往還思想の人間論;往還思想の人生論;往還思想の死生観;往還思想の自然観;往還思想の宗教観)
4 天道思想―則天去私、敬天愛人をめざす安心立命のために(天道思想 個人的諦観と社会的希望の根拠;天道思想にもとづく個人的諦観;天道思想にもとづく社会的希望)
5 共生思想―西欧思想の基本的人権を問い直すために(共生社会の新たな社会勢力―老人世代の可能性;共生社会への希望―老人世代の攪乱力;共生思想の課題―憲法改正に向けて基本的人権を問い直す)

著者等紹介

木ノ下勝郎[キノシタカツロウ]
1943年昭和18年9月生。1962年鹿児島ラ・サール高校卒業。1967年東京大学工学部資源開発工学科卒業。1967年~コンピュータのプログラマ、システムエンジニア、情報システム開発プロジェクトマネージャ、コンサルタント、研修講師、ソフトウエア会社経営など。2013年~仕事をやめて「老水庵」ホームページを立ち上げる。2014年~マンション団地の自治会、マンション団地管理組合の役員。現在は、隠居老人。(財)地方自治情報センターでIT調達管理セミナー講師(17年度、18年度、年3回)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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