内容説明
植物の生長発育を化学的に調節するには、まず植物生長調節物質の探索・分離・同定およびその作用特性の解明が先決であり、次にそれらの物質の作用特性をふまえて、いろいろな作物に対する適用条件を明確にして実用化をはかる必要がある。近年、分析機器の著しい発達によって、ごく微量の物質の分離・同定が可能になり、植物に対して生理活性を有する新規物質が次々に発見されつつある。
目次
第1部 植物生長調節物質の分析法(抽出・分析;生物検定;物理化学的同定・定量;付録・天然植物ホルモンの構造)
第2部 除草剤の実験法(除草活性物質の基礎的検定法;除草活性物質の作用性検定法;除草剤の実用化試験法;付録・作用発現による除草剤の分類)
第3部 有用植物の化学制御実験法(一般作物;野菜・花き;果樹;材木;桑樹;茶樹)