内容説明
ミッチェルは「ありきたりの事実」には興味がなかった。彼が「ニューヨーカー」に書いたのはいずれも奇人変人、つまりエキセントリックのプロファイルばかりである。ニューヨーカーの真骨頂。アメリカの伝説的作家ミッチェルの代表作。
目次
オールド・ミスター・フラッド(自称魚介食主義者の老人;老いぼれの終の栖;フルトン魚市場の主;牡蠣に取り憑かれた若い衆;黒蛤の招待状;マジャーニさんの店で ほか)
マクソーリーの素敵な居酒屋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海辺で読書
1
魚市場近くのホテルに滞在し、魚介類のみを食して生活する老フラッド氏の日々の様子をドキュメンタリーチックに描いた作品。 『魚介類だけを食べていれば長生きできる』という偏見的(?)思想を原動力に、市場や漁港、シーフードレストランを闊歩しては業者や漁師に馴れ馴れしく声をかけるフラッド氏。昔ながらの経験則に基づいた貴重なアドバイスもあればただ知ったふうな口をきいているだけの時もあり、博識なのかホラ吹きなのか捉えどころがない。なんか身近にもこういう感じの老人がいそうだなという印象を受けた。2013/11/14
-
- 和書
- いろはかるた物語