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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつの花
6
わかりやすい実践記録の3つの視点①子どもの事実の切り取りが適切であるか、②事実の意味づけが鮮明であるか、③記述が読みやすい表現になっているか。「子どもが見える」とは、(外に表れた行動のみに目を奪われるのではなく)その子の心の動きを読み取ること、今の子どもの姿の中に、次への変化のきざしを見つけ出すこと。2024/03/17
ゆう。
6
子育て・実践の要は、人間についての洞察だと述べている著者の、実践記録の書き方や大切にすること、なぜ必要なのかをわかりやすく書かれた本です。実践記録を書くということは、子どもをどう捉えるのかということです。それは、子どもの発達の可能性、変化の可能性をとことん信頼するものであり、目の前にいる子どもを発見することなのだと思いました。そして「書いてこそ在る」という言葉が紹介されていますが、実践記録を一人称の視点から書き残すことによって、実践の共有財産が蓄積されていくのではないかとも思いました。とても良書です。2014/03/26
あべし
2
ドラマのように子どもの事実を語れるようになりたい。最近そう思うのは、自分が学級の子どもたちを「ざる見」のようにしていると感じたからだ。自分の発問に対し、子どもはどういう反応をしたのか。誰が手を挙げ、挙げなかったのか。その子が変容したきっかけは何か。こういう質問に対し、教室のイメージが湧くように語ることができないのだ。「なんとなく」で子どもたちを、教室を見ている。だから、最適な対応をできないでいる。子どもたちにしなやかで図太い力をつけられないでいる。 この本から、記録の取り方のヒントをもらった。2024/09/07
トラッシュ太郎
1
どんな子でも、変わる可能性を秘めている。 その変化をどう手助けをするのか。何が求められているのかを、悩み、考え、考え、考え抜く。 輝く実践がつまる本書。 面白いよ。2017/07/16