内容説明
料理はまごころ、そして素材にあり、を料理哲学に、母から娘への味の伝承。日本のおかず５００選。土井勝、料理人生５０年の集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ああああ
7
レシピとしてはもちろん、こう調理する理由づけ、そうなった経緯、国民国家が成立した後に「日本の家庭料理」をこう定義づけしたんだ。という観点からも楽しめた。味噌汁の解説と実の例に「そうめん」「ベーコン」などが記載されているのもおもしろい。家庭料理は自由で豊かでシンプルなんだぜ！というように感じられて、たぶん子の善晴さんに通じるところがある。2018/05/14
Kazuo
3
素晴らしい。日本のおかず五〇〇選に値する。作り方について、なぜそうなのかを簡潔に記し、科学的根拠を思考する機会を与えている。少し古いと感じる物も多い。それが料理なのだ。今の我々の食生活が、今の我々の現実の一端であり、微妙な変化を意識するとき、少しづつ前に遡って、古代までの繋がりを感じる。食生活が我々の営みの根源だからなのだろう。2018/04/27
