内容説明
ヴェーバーの「認識論」の分析を基礎に、その「方法論」「社会学」を解説する。高度なマックス・ヴェーバー入門であり、批判的入門という役割をも果たすヴェーバー分析書。
目次
第1章 マックス・ヴェーバーの方法論の基礎:経験科学におけるハインリッヒ・リッカートの概念形成論(マックス・ヴェーバーおよびハインリッヒ・リッカートの収束;ハインリッヒ・リッカートの認識論のいくつかの根本教義 ほか)
第2章 マックス・ヴェーバーの概念形成論(予備的注意;認識論的前提 ほか)
第3章 ヴェーバーによるリッカートの方法論の推敲(価値分析;文化的有意義性 ほか)
第4章 理念型、モデル、および社会学理論(理念型的構築態の方法論的地位;理念型構築の原理 ほか)
1986年後記:マックス・ヴェーバーの社会学構想
著者等紹介
住谷一彦[スミヤカズヒコ]
1925年京都に生まれる。1949年東京大学文学部心理学科卒業。1949年名古屋大学法経学部助手。1951年東京都立大学人文学部助手。1957年立教大学経済学部講師。1965年立教大学経済学部教授。1990年立教大学を定年退任。名誉教授
鈴木章俊[スズキアキトシ]
1950年東京に生まれる。1973年立教大学経済学部卒業。1986年専修大学北海道短期大学経済科講師。2001年専修大学北海道短期大学経済科教授。2006年専修大学北海道短期大学商経社会総合学科教授。2013年専修大学経済学部教授。2021年専修大学を定年退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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