目次
1章 “原風景”としての「基地の街」(佐世保/福生)―『限りなく透明に近いブルー』『69 sixty nine』『村上龍映画小説集』を中心として(『69 sixty nine』における「基地の街」(佐世保)
『村上龍映画小説集』における「基地の街」(佐世保‐東京‐福生) ほか)
2章 “母胎”としての「都市」(東京)―『コインロッカー・ベイビーズ』を中心に(六〇年代~七〇年代における“母”の変容;『限りなく透明に近いブルー』に見る“母探し/母殺し” ほか)
3章 もう一つの「基地の街」としての熱帯の“島嶼”(ハワイ、グァム、サイパン…そしてキューバ)―『悲しき熱帯』『だいじょうぶマイ・フレンド』『イビサ』『KYOKO』etc(「基地の街」と、『悲しき熱帯』収録短編の舞台(オセアニアを中心にした、熱帯の島嶼群)との相似性
八〇年代における“アメリカ相対化”の失敗―『悲しき熱帯』から『だいじょうぶマイ・フレンド』、そして『愛と幻想のファシズム』へ ほか)
4章 “理想郷(ユートピア)”の創造―『五分後の世界』『ヒュウガ・ウイルス』『希望の国のエクソダス』etc(「進化」の意志によって造られた共同体―『五分後の世界』『ヒュウガ・ウイルス』;“共生”の方へ―九〇年代後半から現在にかけての展開(『イン ザ・ミソスープ』『共生虫』『希望の国のエクソダス』))
著者等紹介
南雄太[ミナミユウタ]
1974年北海道札幌市生まれ。1997年専修大学文学部国文学科卒業。2000年専修大学大学院文学研究科修士課程修了。2003~2005年清州大学校東洋語文学部日語文学科(韓国)外国人専任講師。2006年専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、国立台中技術学院応用日本語学科(台湾)専任助理教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 新物理学実験