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内容説明
青年が成育していく上で一人前の大人になることや、自分を見つけることが困難になったという時代的背景とは何だろうか。少年事件は、社会を映す鏡といわれる。非行の少年にも、同一性危機があるが、大人になるための危機(青年期危機)や個人的危機をもつ。ここにも時代特有の問題が反映される。この本では少年事件の面から、時代のもつこうした病理性を考察した。
目次
第1章 現代型非行を探る(少年による現代型殺人の裏側;女子非行の最先端 ほか)
第2章 集団行動から見えるもの(中学生のいきなり型粗暴非行;親父狩りの今日的問題 ほか)
第3章 非行の背後にある家族(家庭内暴力の根源;女性に怒りや敵意をいだく少年 ほか)
第4章 矯正から、立ち直りへ(虐げられた少年の怒りと回復;中学生のいじめ問題にみる本音 ほか)
終章 現代型非行を考える(現代的非行の理由)
著者等紹介
村松励[ムラマツツトム]
1948年、千葉県生まれ。[現職]専修大学助教授。[著書・研究等]『危機に立つ家族』(編著、学事出版)、『非行臨床の実践』(編著、金剛出版)、『日本の犯罪学7』(編著、東京大学出版会)、『少年非行の世界』(共著、有斐閣)など
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