内容説明
資本主義はどう変わったのか?世界に拡がる長期停滞―それこそ21世紀の恐慌ではないか。
目次
リーマンショック以後
第1章 資本と労働の現在(21世紀の恐慌と都市労働者―デヴィッド・ハーヴェイ『反乱する都市』;ハーヴェイの資本主義像;トマ・ピケティ『21世紀の資本』―その問題点)
第2章 長期停滞のメカニズム(世界市場と長期停滞;常態化する世界の金融危機;世界経済のなかのアベノミクス;二〇〇八年恐慌の特徴―ポール・クルーグマン批判)
第3章 経済理論を読み解く(エルネスト・マンデル「周期的恐慌」論;書評 ローザ・ルクセンブルク『経済学入門』)
著者等紹介
小野利明[オノトシアキ]
1948年、大阪市生まれ。大阪大学工学部卒業後、1974年から現在までいくつかの高校で数学を教える。定年退職まで日教組運動を末端分会で担う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。